1997年11月には、日露首脳間において「東京宣言に基づいて、西暦2000年までに平和条約を締結できるよう、お互いに全力を尽くす」との合意(クラスノヤルスク合意)がなされるなど、積極的な外交交渉が展開された結果、ついに2003年日露通商条約締結により、田中真紀子総理大臣は「北方領土連絡橋」着工を示唆、翌年具体化計画案が出され、3年後に着工の運びとなる。橋梁技術においては世界トップレベルを誇る日本は、環オホーツク油田開発プロジェクトの一環として、製油輸送管のインフラ整備をその目的としながらも、自動車専用道路、鉄道の建設を目指している。 また、北方海域は、暖寒流が交錯しているため豊富な水産資源に恵まれ、古くから世界三大漁場の一つに数えられている。完成後は無論、「世界最長の橋梁」となるばかりか、「流氷海域」における海洋開発の最重要拠点として世界中の注目を集めるであろう。 |
1.計画概要 | 3本のアプローチを策定。 1)「オホーツク高速道路」延伸−「羅臼IC」より国後島(一部海底トンネル) 2)標津尾岱沼より、国後島 3)根室納沙布岬より歯舞
また、第2期工事として、「国後−択捉」、「歯舞−国後」を計画中である。
橋梁下部には「原油輸管」を設置し、採掘原油を効率的に行う。 |
現在、特捜班が詳細計画書を捜索(創作?)中! |
2.橋梁建設 |
厳しい自然環境下、すでに羅臼IC〜「クリオネSA」間の建設工事はその50%以上を終えている。
尾岱沼取付部
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3.付帯設備 |
1)海上越境手続き施設「クリオネ」サービスエリア
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4.地域活性 | 北方領土は、北海道本島の北東洋上に連なる島々です。 北海道から一番近い島(歯舞群島貝殻島)までは、3.7kmの近さです。 また、北方四島を合わせた面積は5,036平方キロメートルあり、この面積は千葉県にほぼ匹敵する大きさです。 年平均気温が4.5℃程度で、根室地方と大差ありません。 北方領土における動物では、きたきつね、ひぐま、くろてんなどがおり、 植物では、えぞまつ、とどまつなどが分布していて、北海道とほぼ同じです。 |
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5.環境保全 | 調査中 |