オ ホ ー ツ ク 本 線 

オホーツク油田の整備、新幹線の敷設。急激に変化する道北の情勢です。しかし、資源輸送は車両、船舶に頼り、人の往来は不便さを否めませんでした。現在、原油輸送プラントは紋別海底から稚内まで伸び、ある程度の成果をあげています。

オホーツク沿岸に鉄道を・・・自然発生的要望に速やかに答えたのは総理大臣田中真紀子氏。道北交通インフラの整備を急速に進め、人、モノ、金の動きをより活性化させるため、長年の夢であったオホーツク本線が建設されました。

さらに、日本海沿岸を留萌まで、資源輸送と町の活性化を目的とした「北日本海本線」もほぼ同時に建設されたのでした。

1.概要
  新幹線整備計画に伴い、かつて赤字路線の代表格として、真っ先に「国鉄再建計画」の矢面に立たされた、オホーツク海沿岸の各路線であったが、新幹線供用開始時期に合わせて、オホーツク海沿いに広軌仕様の線路を使用した「オホーツク本線」を建設することが、先日の国会で承認された。

道北沿岸資源の輸送、主要拠点間の円滑な連携を元に計画された路線はオホーツク海、日本海沿岸を走り、さらには「道北横断鉄道」と接続して、日本の資源供給と新しい街づくりを行う。

1.オホーツク本線(北線:網走〜稚内、東線:網走〜釧路)

2.北日本本線(稚内〜留萌、深川まで乗り入れ)

 

<枝幸から浜頓別に向かう特急「天北」>


<日本海の風を受けて!特急「オロロン」>

2.停車駅
 

 

人的要因による輸送力よりも、むしろ資源輸送力増強のために再編成するもので、地域拠点のほか、産業拠点に駅を設置、工業地域開拓、企業誘致も。

1.オホーツク本線
北線
・網走

 

 


・サロマ湖
・湧別(コンビナート引込線併設)
・紋別空港
・紋別(新名寄本線乗り換え)
・紋別港(ガリンコ号2000乗り換え)
・興部
・雄武
・枝幸(コンビナート引込線併設)
・浜頓別
・猿払
・宗谷岬
・稚内空港
・稚内

東線
・網走
・斜里
・知床口

・羅臼・国後(連絡橋工事中)
・標津
・根室口
・釧路

2.北日本本線
・稚内
・サロベツ
・遠別(コンビナート引込線併設)
・天塩(コンビナート引込線併設)
・羽幌
・苫前
・小平
・留萌
・(深川)


紋別地下駅

ガリンコ号2000を見ながら・・

知床ウトロ港

日本海の荒波

3.列車名称
  1)「天北」 <オホーツク本線北線>

2)「知床」 <オホーツク本線東線>

3)「オロロン」 <北日本海本線>

 

羽幌付近を走る「オロロン」

4.列車特性
  最高時速180Km
平均時速120Km
   網走〜稚内 2時間15分
   網走〜釧路 1時間30
   留萌〜稚内 1時間35分

網走〜稚内 旅客1日5往復、貨物輸送随時
網走〜釧路 旅客1日5往復、貨物輸送随時
旭川〜旭川 新幹線乗入れ循環 「みちのく新幹線」

<小清水付近を走る特急「知床」>

5.地域活性
  各鉄道インフラと資源分布を重ね合わせてみると、これでほぼ主要拠点間の輸送は充足された。道北横断鉄道(次項)により道北地域の拠点経路短縮が図られ、これに高速道路網が完備されると交通網の完成を見ることになる。

 


天塩川河口の町並

6.環境保全
   自然の生態系を尊重するために、路線の90%は高架またはトンネルに。 調査中

 この秘密は決して他者に漏らすことのないように・・・

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